2008年5月15日木曜日

越後妻有



先週日・月の連休で新潟へ行ってきました。
目的は光の館に泊まる!です。
ここには訪れるのは3回目でいつも泊まりたいなと思いながらも見学のみでした、この光の館とはジェームズ・タレルと言うアーティストの作品で、この館の見所となる”Outside in”は部屋の天井部分が可動式で、開けると四角く切り取られた空が見え、空の光の色が刻々と変わり、天井の色もそれに合わせて変化してさらに空を強調します。
この空間から見る空は何とも言えく不思議で見れば見るほど吸い込まれそうで、宇宙のような異次元のような・・錯覚に囚われます。

これは日没と日出の時間帯に1時間ほどのプログラムで設定されていて日出の方のプログラムはなんと3時台でした・・しかしずっと楽しみしていただけあり、全然眠くなかったですね。
周りには民家も街灯すら殆ど無くて自然のなかにポツンと孤立してあり、凄く静かで贅沢な時間でした。

ジェームズタレルは光そのものに重量感を持たせたり、普段意識しない光の実在を感じさせるような表現をするアーティストで、良く考えると普段僕たちが見ている光とは光によって映し出された物を見ているだけであって、光そのものを見る事なんて殆ど無いような気がします。

この光の館は谷崎潤一郎の「陰影礼賛」から着想を得て作られたそうで、古き良き日本とArtが凄く調和していました。
この場所では2000年から始まり、3年に1度 越後妻有 大地の芸術祭というイベントがあり、夏の間2ヶ月ほど世界中のアーティストの作品が数百点見る事ができます、一ヶ所に固まっている訳ではないので急ぎ足で回ったとしても3日はかかるでしょうね。

新潟の大地とArt、そこに携わる人々素晴らしいイベントです。
来年2009が恐らく開催されると思うので凄く楽しみです。

今の時期には棚田も凄くきれいでした。

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