数ヶ月ほど前に、お遍路で出会った八神和敏さんから小冊子が届いた。
そう、見た目は強面だけど話すととても優しいおじさん。
僕と同じ自転車遍路で、5日目に出会い同じ宿で遍路を熱く語ってくれた人。
その時に遍路が終わったら旅の日記を冊子にして送るよと言ってくれていた、それが届いた。
それをきっかけに、八神さんが書かれている本を見つけ、本人に連絡をとってみたら「友達には差し上げているから送ってあげるよ!」って事で頂きました。サイン付きで!!
「旅立った妻に、ごめんね、ありがとう」
仕事人間だった八神さんが、癌で奥さんを亡くされ初めて大切な事に気づき、立ち止まり四国のお遍路へと・・
そんな八神さんの奥さんと出会った頃から、そしてお遍路を結願されるまでの人生を赤裸々につのった本で
読み出したら続きが気になり、結局2日ほどで読んでしまった。
すごく切ないのに、読み終わったら何故か少し心が温まるような、今生きている自分が、自分の周りの人たちをどれだけ大切に出来るか、幸せに出来るか、後悔しないか・・
そんな事を、そっと教えて頂いたようなすてきな本だった。
八神さんは、一度歩きでお遍路を結願し2度目は自転車で、なので僕が出会ったときにはお遍路のあれこれを沢山教えて頂いた。
今回の自転車遍路は「亡くなった妻には悪いが、楽しませてもらうよ」なんて言ってたけど、あの時の表情は本当に生き生きしていたな。
八神さんと出会えて良かった、ありがとう。
3 件のコメント:
ご無沙汰です!
八神さんの著書気になる・・・
小生も読んでみます。
是非読んでみて下さい!
僕も友人に、本はボロボロになるまで次の人に回していく物と教えてもらった事があり、共感しています。
宜しければ、お貸ししますよ。
ありがとうございます!
本はボロボロになるまで・・・
名言ですね。
では、お言葉に甘えて貸してください!
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