2011年9月18日日曜日

夜叉ヶ池登山

台風も過ぎて久々の快晴、朝から思い立ちバタバタと支度をして数年ぶりの夜叉ヶ池へ
10年近く前に友人と登ったことがあるが登ったという記憶だけで
どんな山だったのかあまり記憶がない・・
あの時はきっと登ることだけ考えていたんだろな

コンビニで食料を調達、窓をあけ快調にドライブ、
しかし山道に入ってからは台風の爪痕が・・
先行きが不安になりつつも行けるとこまで行ってみようと
結局 登山道まで道路を遮る石や倒木などをどけながら5回も車を停めた

自分の車ではここを超えるのがギリギリ、パンクの心配もよぎる・・ 

増水してすごい勢いで流れる川、だけど抜群の景色
 いざ夜叉ヶ池へ、このコンディションだけに到底 楽ではないことは想像できるけど
無理せず楽しめる所まで行ってみよう!!

何カ所か川を渡る箇所を地図で確認したが案の定このざま
助走をつけてジャーンプ!!なんて行ける距離ではない
ここは知恵を絞って拾ってきた丸太を何本か渡して何とか通過
この後も2カ所ほど知恵を振り絞り安全を確認して裸足になって渡ったりしながら・・
なんとか難所を越えた
 幽玄の滝では、今日ここに来て良かったなと思えたホッとした瞬間だった。
 夜叉壁!これを超えれば夜叉ヶ池だ
 登り始めて1時間半で夜叉ヶ池に到着!!
すばらしい景色
 ここから三周ヶ岳を目指すが、このひどすぎる藪こぎ・・
道が解らないほどの中、辛抱してしばらく歩くが藪が自分の身長を超えて前もろくに見えないし足下も悪い
途中嫌になって引き返すことに
そして今日は池でのんびり過ごすことにした。
 見晴らしはすばらしく日本海まで望むことができた

 そして今日のハイライトは、小さな主役 夜叉ゲンゴロウ、世界でもこの池のみに生息する今では絶滅危惧種のトップ
そしてこんな日に登っていたのは僕だけではなかった、山で出会ったこの方はこの池を守るため週に4回は登られているそうで、登山客によるマナーで乱れる生態系への被害を無くすため、雨でも、台風の後でも登られます。
ハイシーズンになると1日に300人以上もの登山客が登ってくるそうで、
ここには小屋もトイレもありません
自然界から離れた人間に山で残して良いものは1つもありません。
ゴミはもってのほかトイレもだめだし池で手を洗うこともだめです。
解ってはいてもやっぱり自分の事が大事だし管理していないとやっちゃうのよ・・と管理人さん。

山のマナーについて再確認した日でもありました
この後しばらくいろんな山の話で盛り上がりたくさんの事を教わりました。
この日の気温は20℃前後ととても過ごしやすく静かな山で過ごす時間はふと日常を忘れさせてくれる
贅沢な時間を堪能して下山、気持ちの良い山行きとなりました。


2011年9月14日水曜日

台風が残したもの

先週の写真になりますが、台風は各地に被害をもたらし、震災もそうだけど自然の力とはあらゆる力を生み出した人間でさえ全く太刀打ちのできない力を持っている。
これは山や海、自然の中で過ごすとよく思うことですが、自然は恐ろしさと美しさを持ち合わせているということが解ります。
今回も台風が過ぎ去った後、静寂とどこまでもクリアーな透明感のある琵琶湖を残していった。




2011年8月22日月曜日

小さな「力」

少し前の話になりますが宮城県の石巻市と女川町へ行ってきました。

3.11以来、何かしたいという想いばかりで具体的には少しばかりの義援金活動位で後は見守るだけ
5ヶ月がたち少しメディアから遠のいてきた今、東北は・・

そんななか長浜のとあるショップのオーナーが東北、被災地のお客様へ個人的に支援を続けているとの事を聞き、その方を通じて僕たちも何かできないかと伺ったところ、需要はあるとの返事。
行ってみよう!オーナーの声で-ISMとして3人が行くことに
美容師3人、ヨガインストラクターとちびっこの5人ができる力とは?
何より行って・見て・聞いて・肌で感じてみないと解らない気がした
月火の二連休を使い日曜の晩から1泊4日という強行スケジュールで東北へ向かった

石巻に入り町中を走っていてもかなり復興してきているのか、町は至って普通に生活が営まれているように思えた・・
しかし海岸沿いにでると景色は一変、建物はなく続く瓦礫の山
言葉にいならない・・・
女川で18メートルの津波、僕たちが向かった高台にある女川病院の1階まで浸水したようで、町には一部のコンクーリートの建物の側だけ残して後は何もない

ため息ばかりが続く・・

自分たちが落ちていてはいけない、解ってはいるけれど・・

時間は流れている、僕らが止まっているだけで

そこにはすべてを受け入れて懸命に働く人々の姿があった

僕たちは髪を切ることで人と繋がり会話の中で多くのことを感じ、学ばせていただき
そして命の儚さと人間の真の強さを感じました

カットやヨガを通し元気をもらい元気を与えられたこと、笑顔をもらえたこと
小さな活動だけど喜んでもらえた人がいたこと
そして自分たちにとって大きな経験と、次に生かせる力になりました。


人と人との繋がりで広がるネットワーク
その出会いに感謝です
今回いろいろお世話になりましたHuckleBerryの吉田さん
ありがとうございました
まだまだ何年も続く事、少しの力でも忘れずに続けたい



台風の迫る帰路にて

2011年4月19日火曜日

山本山〜余呉湖 縦走ルート

長すぎる冬眠でした・・・

今年もボチボチ記録をつけていきます。

以前から気になっていた山本山から賤ヶ岳を経て余呉湖まで下りるという
縦走ルートに暖かくなってきたので行ってきました。

今回は低山なのでランニング&トレッキングでスニーカーでトライ!
特に厳しい場所はないが距離が長いのと久々の運動で後半足がガクガク・・
高月あたりの尾根で看板発見!尾根から琵琶湖まで下りると有漏神社というのがあるらしい
ひたすら下りで片道1.2㎞、往復を考えると結構な道草だけど時間は有るし、琵琶湖から船で行くか一山越えていくかという神社はもの凄く気になるので行ってみる事に。

しかし本当に神社があるのか人はしばらく入っていなさそうな位、道は荒れている
倒木やガタガタの薄暗い登山道、獣臭がプンプンする、少々不安になりながら神社の存在すら怪しくなってきた・・
こんな所に本当にあるのか?
いやもうこれは試練であって有っても無くても行くんだ、小さな神社でも無かったとしても良いんだ!
ブツブツ言いながら歩く事20分、琵琶湖まで下りてきた。
そこからしばらく琵琶湖沿いを歩くと鳥居が見えた、そして少し山を登ると立派な有漏神社は岩をえぐる形で静かに琵琶湖と山の間にあった。
もうここを見つけられただけで来て良かった。
素晴らしい神社に思えた。
琵琶湖を眺め昼食、そこからまた山を登り賤ヶ岳へ


ここで今日初めて人に出会った、大河ドラマの影響か余呉から賤ヶ岳まではちらほら登山者がいる
ここは琵琶湖と余呉湖が一望出来る、住み慣れた湖北の地形も山から見るとまた多くの発見があり、歴史も少し勉強してみようかと思った。


ここから余呉湖までは一気に下り小走りで20分、余呉湖に到着!!

今年は自分の知らなかった地元を知ろうと思った。
次は琵琶湖三島巡り。かな