2009年2月10日火曜日

聖地へ

India


丁度今から3年ほど前に行ったインドの写真をアップしました。
アルバムをクリックして見てみて下さい。

憧れのインドへ
当時僕は、深夜特急や深い河などのいくつかの本、そしてYogaやCurryなどまさにインドに魅了されていた。

その時一番気になっていたYogaを目的に約3週間、不安だらけのインドの旅に出た。

  デリー→リシュケシュ→ハリドワール→アーグラー→デリー

インディラ・ガーンディー空港に着いたのは夜の1時を回っていた、一度はそのままホテルを探そうかと思ったが、空港の外を眺めた瞬間、夜中にもかかわらず出口を取り囲む人の多さと、突き刺されるような鋭い目線に背を向けそのまま引き返し、夜が明けるのを空港のベンチで待った。

夜が明け、気合いを入れていざ出発、何十人もの誘いを断りバスで何とかデリーにたどり着いた
はずが・・バスを降りたところが何処なのか全く解らない・・・
道を聞いても振り回されるばかり、気持ちは相当焦っていたが絶対顔には出さない!
とはいっても大きなリュックを背負って、日本人が一人でウロウロしていてはさすがに良いカモだ。

俺が連れてってやる!!なんて、親切に言ってくれる人が山ほど着いてくるが、誰一人信じられそうな人は居ない・・
中には強引に荷物を引っ張り連れて行こうとする奴も居た
僕は歩きたいんだ!と言い張り2時間ほどさまよいホテルに着いたときは、この先が不安で仕方なかった・・
インド人のパワーに圧倒され迎え入れられた僕は、一刻も早くこの騒々しい町デリーを出たいと思った。
その日の夕方早速チケットを取りに行き必要な物をマーケットで揃え、次の日の早朝にはガンジス川上流の町でYogaの聖地リシュケシュへと向かった。
この長い長い始まりの1日が今でも忘れられない。

リシュケシュに着き、sri ved niketan と言うアシュラムにしばらく滞在する事にした。
料金は1泊 50Rs 当時(1Rs=2.5円) 
朝起きると、ガンジス川に向かい、川沿いでは6:00〜8:00のYoga演習を受け、アシュラムでは8:00〜10:00 16:00〜18:00 の2回Yogaの演習を受ける。
1日に6時間のYoga、2時間の瞑想という日々を過ごした。

リシュケシュにたどり着いてからは、インドに来たことが初めて喜びで満ちあふれた。
Yogaの感覚と喜びを体で感じた日々、夢であるかのようなプージャ、タブラやシタールの音と子供達の歌声、目の前を流れるガンジス川、沐浴する人々、僕が求めていたのはこれだ!
この旅に求めていた要素がリシュケシュには全てあった。
そして昨日のデリーが嘘のように又、同じ国とは思えないほどにスローで穏やかな時間が流れていた。

2 件のコメント:

おにへい さんのコメント...

朝からグッときました。

深夜特急や、ゲッツ板谷のインド怪人紀行、角田光代さんのエッセイ、かわかみじゅんこさんの漫画エッセイ・・・などなど読み物からの知識しかないけど、インドはヘビーで、純粋で、危険で、切なくて、パワー溢れるところなんだろうと想像してます。

アルバムからも、文章からも、感じられました。かっこいいです。
匂いがしてきた。

へなちょこ小生は、まだ挑戦できないけど、いつか、その喜怒哀楽を自身で感じてみたいな。

drawing life さんのコメント...

インドをテーマにした書籍って多いですよね
それだけ魅力的な国なのですね。

僕も行って初めて体感したことは多いですが、もっと英語を勉強して沢山の人といろんな話しをしてみたかったなとおもいました。

そしたらもっと良い面でのインドを知れたんじゃないのかな?
次に行く時までの僕の課題です。