2008年6月7日土曜日

自転車遍路 其の三 5/28

23番札所〜26番札所  (徳島県〜高知県) 天候 晴れ/雨
23.薬王寺 24.最御崎寺 25.津照寺 26.金剛頂寺  走行距離 110キロ

6時前に目が覚め、もちろん筋肉痛!そしてYoga、本当は夜に出来ると良いんだけど、夜はとにかく何もしないまま目が閉じてしまう。
テントをかたづけて、ちゃんと自転車の空気圧・ブレーキのゆるみ等点検し、身支度をして、忘れ物・ゴミ確認してしゅっぱ〜つ!!
まずは目の前にある薬王寺で納経して朝は特にしっかりお経を読む!
昨日の石川さんに合ったので最御崎まで一緒に行くことにした。 
そして赤飯を頂きパクリッ。
さて今日は高知県入り!
しかし次の最御崎寺までは約80キロ〜ってながい・・
予報は曇り、ん〜天気持つかな〜。

四国は海岸沿いもアップダウンが多い、山がいきなり海に落ちてく感じで見てる分には面白いけど、そこを走るとなると度真剣!!
まっこれも修行のうちか!

途中コンビニで2リットルの水を買う、500ミリリットルだと一瞬で無くなってしまうので最近はこのサイズ!
それでお寺なんかに寄ったときに龍の口から出てる水を頂いている。
しかしこれもお寺によっては美味しい水とそうでない水が有るので美味しいときだけ頂く。
それから少し走るとお婆ちゃんが道端で子夏ってみかんを売ってるので寄ってみた、味見させてくれたのでパクリッ!美味しい!これはリンゴみたいに表面の皮だけをむいて、あえて綿をつけたまま切って食べのだそう。
このお婆ちゃん凄く優しくて結局3つもこの場で食べてしまった・・それで少し買って行く事にしたのだが、250円にオマケしてくれた上に凄い数!!まだ入るでしょって、もうカバンに一杯!
結局20個近く貰ってしまった。
嬉しい反面この後しばらくは水とみかんの重さに悩まされた・・
でも本当かわいいお婆ちゃんだったな。 ありがとう。

途中景色を楽しみつつ、室戸岬を越えて走る事5時間 最御崎寺手前国道から山道に!ここはまた戻って来る所だから、得意の道端に荷物を隠して軽量化。  2時過ぎに最御崎寺到着、順調〜。
水は順調に減り、子夏はやけ食い!少しずつ軽くなってきた?気がする。

この後石川さんが爆走!道間違ってるのにとばすとばす、標識確認しに行ってる間も離れてく・・で後ろから叫んでも聞こえないので必死で追いかけたけどなかなか追いつけない・・かな〜り追いかけて、やっと追いつき、あ〜疲れた〜。

そこから引き返して何とか津照寺到着、しかし!!
この後また石川氏爆走・・どこみてんだよ〜!!
雨も降りかけて疲れもピーク、叫んだけど聞こえない、石川氏無我夢中で走る!
また追いかけるだけの気力もなく
振り返って気づくのを待っていたが気づかない・・
先に進もう・・仕方ないや・・少し罪悪感を感じつつ・・

しばらく走ると山道に入った、これまた結構な坂道で4:10 金剛頂寺に到着。

この後神峯寺近くまで行きたかったが、雨が結構降ってきたので二十三士温泉付近で宿を探す。
雨宿りで休んでいると、お店の人が出てきて一緒に宿を探してくれた。(ブティックおかださん)
この近くで一番Cheapな宿を選択して。 素泊まり4000円
おすすめの居酒屋も聞いて、今日の宿山本旅館さんに向かう。
何度か通り過ぎてしまう位、限りなく民家に近く、そして中も民家?のようで
旅館と言うより民宿の方が似合いそうなそんな隠れ家的な?宿でした。w

面倒見の良いお婆ちゃん一人でやってて、部屋も2部屋分貰えたので満足。
お茶菓子は湿っていたけど、まぁ仕方ないかっ。
近くで夕食をすませ、本日も爆睡。石川さんと室戸岬手前の海岸にて。

自転車遍路 其の二 5/27

13番札所〜22番札所  (徳島県) 天候 晴れ
13.大日寺 14.常楽寺 15.国分寺 16.観音寺 17.井戸寺 18.恩山寺 19.立江寺 20.鶴林寺 21.太龍寺 22.平等寺  走行距離 110キロ

朝6時過ぎに目が覚めた、予想通りの筋肉痛。
でも思った程ではない、30分程Yogaをして体調を整える。
ここはまだ標高が高いせいか朝露が凄く、昨日干した洗濯物は乾いていない、仕方ないので1枚ずつ自転車の後ろに干しながら走る事に。
何とも原始的な・・とか思っていると、バックパックの後ろに洗濯を干しながら歩いているお遍路さんがいたっ!w 
考えることは同じか、みんな必死なんだな。 
しかもこれがヒラヒラと舞ながら良く乾く。素晴らしい。
とりあえず大日寺までの20キロは、ほぼ下り 天気も良いし サイコ〜!!
調子よく下って道を間違えたら大惨事なので怪しい所では必ずチェック。慎重に。
鮎喰川沿いをずーっと下って大日寺。 朝一のお寺では特にしっかりお経を読んで今日一日の安全を願う。
このまま井戸寺までは順調、徳島の町中も洗濯物をヒラヒラさせながら軽快に走る。
恩山寺辺りから徐々にアップダウンが激しくなってきた、お腹もすいてきたし・・とか思ってると車遍路の方にバナナを貰った。
まだこの辺までは車のペースとあまり変わらないらしく昨日から僕の事を覚えていてくれるお遍路さんが何組かいて、
「あとちょっとだよー!」とか
「ガンバレー!!」とか
涼しげな顔でプップーって鳴らしていく人とか(イラッ)
こういうのが意外に励みになったりした。
この後、鶴林寺に向かう途中道に迷い、神社でポン菓子を作ってたお爺さんに尋ねてみた所、どうやら来すぎてたらしく、ナガ〜い説明の後にポン菓子をちゃっかり頂く。w
この鶴林寺が、これまた標高570メートル程の所にあり昨日の焼山寺に匹敵する程大変だった。
このころからもう一人ライバルが居た、(仲間って言った方が良いかな)この人(石川さん)がまた凄い!年齢を聞いてビックリ72才・・世の中には凄い人が沢山いるもんだな。
お互い抜かしたり抜かされたりしながら途中一緒に休憩とかしながら 
2:30 鶴林寺到着!
続いて太龍寺 ここはゴンドラに乗って上がる事に、自転車も積めるそうなので下りは自転車で下る事にして 
4:00 太龍寺到着! 
太龍寺からの下りはもの凄い下り坂でガタガタ道 ひとこぎもしなくて良いが手が吊りそうだ、打って変わってこの後の国道に出てからは最高に気持ちいいスロープの下り坂、荷物が重いのでスピードがどんどん加速して65キロ。 ちょうど5:00に平等寺到着 これで薬王寺までは今日のうちに進める。5分後に石川さんが来たので一緒に薬王寺まで行く事に。 途中パンクしたが7:00前には到着 
これで今日もお風呂に入れる。
日和佐の道の駅が今日の野宿ポイント早速テントを張って、近くの千羽温泉に入りに行った。
コンビニでビールを買って今日のご褒美。  
このテントの空間が結構気持ちいい 今日も疲れた〜。。
  
「そう四国には「お接待」と言う慣習があります。
遍路の道中、見知らぬ方が「お茶でもどうぞ」って招いて下さるなんて事があります。それは巡礼者に施しを下さる慣習です。
お接待には食べ物や飲み物を下さったり、「接待所」と呼ばれる休憩所を開放していたり、「善根宿」と言う遍路に宿として提供して下さる所など、その形は様々です。
これらの手厚いお接待は地元の方や他県の接待講の方々のご尽力により無償で行われているそうです。
もしこういったお接待を頂いたときは、「南無大師編照金剛(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)」の宝号を唱え、納札を手渡します。
基本的にはお接待は断ってはいけないそうで、お接待は「行けない私の分まで宜しく参り下さい」という代参の意味でもあったり、お接待自体がその方の行でもあり功徳となるからだそうです。
なので参拝の際には、お接待をして頂いた方の分までお参りするを言う気持ちで。
このようなご厚意の裏には地元の方々の人知れぬご尽力とご苦労があるはずで、お接待を受ける際には、その方々への感謝と敬意を忘れてはいけませんね。」

自転車遍路 其の一 5/26

1番札所〜12番札所  (徳島県) 天候 晴れ
1.霊山寺 2.極楽寺 3.金泉寺 4.大日寺 5.地蔵寺 6.安楽寺 7.十楽寺 8.熊谷寺 9.法輪寺 10.切幡寺 11.藤井寺 12.焼山寺   走行距離 90キロ

25日仕事が終わってから準備をして自転車を車に積んで四国へ向かった。
朝5時前に1番札所に着き1時間ほど仮眠して、お遍路用のグッズを揃えいざ出発!
霊山寺では、作法もろくに知らない全くの自己流でお参りをしている僕に住職の方が気づいてお遍路の作法やお経を一緒に読んで頂き、とても丁寧に教わり勉強させてもらう、この先少なからず自信が持てそうだ。
今日のうちに何とか焼山寺を越えたいなと、漠然とした目標でとりあえず先を急いだ、四国という土地は非常にアップダウンが激しい事を実感しつつも、まぁなんとか地図もろくに見ないでも道に迷う事も無く(人には散々聞いたけど)11番藤井寺までは順調。
途中同じく今日から出発した自転車遍路のおじさんに出会う、このおじさんは今日は9番位まで行けたら良いかな!僕はゆっくり行くから先にどうぞって事でお先に失礼した、っがしかしこのおじさんがのちにライバルに!!w

焼山寺までは十分行けそうだな、吉野川や始めて見る景色に感動して写真を撮ったり、お昼の後に軽く昼寝したりこの時はまだ余裕だった。
しかしだんだんと坂は急勾配に、自転車には乗っていられなくなる、荷物が15キロ程で自転車と合わせて25キロは軽く越える。押して歩くのもかなりきつい!!
余裕のはずだった時間は刻々と迫ってくるのに距離は進まない、遅くても5時までには納経しないといけない・・
4:20分 残り3キロ 気持ちとは裏腹に足が進まない、しかし明日また出直したくはない!
荷物を道端に隠して軽くなった自転車に乗ったが更に坂が急に・・乗れない・・ 
次は自転車を道端に隠した、そして走る!! いや、走れない・・間に合うか??
残り10分 1キロ 足が上がらない、登山でもこんなに苦しい思いはした事が無い、苦しい!!足がつりそうだ・・今頑張れば明日は楽になる!そう言い聞かせ
5:03分 焼山寺到着、ギリギリセーフ。とりあえず安心した〜。
これが遍路転がしか、さすがに最大の難所と言われるだけ合って登ってる途中はこの先お遍路を続けるかどうか真剣に迷った・・それ位きつかった。  
でも1日を振り返って新しい発見や出会い、お接待や沢山の人に励ましてもらったこと、明日を想像するとワクワクする。
もう後には引かない行ける所までとことん行こう!
少し下った所にある神山温泉が今日の野宿ポイント。コンビニの外でお菓子を食べてたら、見覚えのある黄色い自転車が横切った!えっ?あのおじさん9番までじゃなかったの?
この後温泉で一緒だったので色々会話した、おじさんは焼山寺は間に合わなかったらしく今日は予行練習だよってめちゃめちゃポジティブ!僕も負けてられないな。

その後近くの道の駅にテントを張って寝る事に。
安心と同時に一気に疲れが来たのか、シュラフに潜った次の瞬間はもう朝だった。

お接待で頂いた物。 お寿司 みかん びわ お婆ちゃんに1000円 軟膏
信じられない、初めて合う人にしかも1日でこんなにも沢山の物を頂き励まされ親切にしていただき、本当に感謝します。ありがとうございました。
自分自身がやらなければいけない事、僕が人に出来る事、凄く考えた日でもあった。