2008年7月11日金曜日

自転車遍路 其の七 6/1

39番札所〜43番札所  (高知県〜愛媛県) 天候 晴れ/曇り
39.延光寺 40.観自在寺 41.龍光寺 42.佛木寺 43.明石寺  走行距離140キロ

今日は朝から天気も良く、毎日筋肉痛だった体もいつしか慣れて絶好調!
さあ走るぞ!!
まずは目前の延光寺。
そしていよいよ、伊予の国(愛媛県)に入る! さぶっ・・

明日はまた天気が悪くなりそうなので、今日が勝負だ!
朝から快調に走り、40番辺りでは一人で走っていた。
恐らくオジサンズにはもう会えないだろう、ちゃんとお礼を言いたかったが言えないまま来てしまった。
次の龍光寺まで50キロ、海岸沿いを走り、宇和島の町中を通り抜ける。
1:00前に龍光寺に到着、なかなか登りごたえのある階段だな・・

龍光寺
お寺から少し戻ったところにあるお店で昼食。
長命水定食(近くの山に湧いてる水で作ったうどんと、ちらし寿司)1000円
働き者の奥さんと、店の中をウロウロしてるおやじ。

このおやじがよく喋る、店の中には今まで訪れた有名人の写真が一杯。
そしてまだ額に入っていない写真を持ってきて説明が始まる。
水についてや、訪れた有名人との思いで・・
一応、頷きながら聞いていたのだが奥さんのご機嫌が気になる。
そして・・・

親父  前に、須藤元気さんが来やはったんや、それで今度一緒に長名水の    所まで連れて行く約束したんですわ
僕   そうですか、凄いですね。w・・

奥さん 来るわけ無いやろ!!
    あんた人がご飯食べてやはるときによう喋るなー!
    喋ってばっかいんとちょっとは働いたらどうや!!
    なー!!
僕   ・・・
親父  ・・・

正直ここでの昼食は食べた気がしなかった・・

















3:00 明石寺を越えて次の大宝寺までは70キロ
とにかく明日のためにも出来るだけ近づきたい。
もうテントは無いので宿を探すしかない、地図を見ながら宿探し。

喜楽苦 
今晩宿泊したいのですが?と電話を入れると
今日はちょっと休みにしているので、すみません・・
確かに気楽なもんだ。

次 千人宿大師童さん 本日宿泊できますか?
はい、出来ますよ
料金を尋ねると  うちは宿泊無料です。
もしかしてお堂とかですかね?
そうです!
すみません、ありがとうございます・・・(もう通夜堂とかお堂は嫌だ)

ちょうど中間くらいに位置する所のさかえや旅館さんに決定、宿探しも一苦労


僕の部屋は「さかえや」の文字の上の暗い部屋。
7:00前にさかえや旅館さん到着。
山の中と言う事もあり、かなりアジのある宿だ、僕の部屋には布団が山積み
ここでも夫婦で喧嘩が繰り広げられる・・・

そしてなんとなんと、お風呂に行きたいと言うと
今から薪をくべるんでちょっと待ってねって、マジで?
そんなところまだ有るんだ、これはなかなか貴重な体験だな。
何ならドラム缶くらいのが良かったんだけど、風呂は普通だったのが少し残念。

ここのおばさん凄くまじめでいい人なんだけど、この後、夕食中に1時間以上お遍路さんに対しての愚痴、お説教を受ける。一人漫談のように早口で話し続ける・・・

お遍路さんはその日行ける距離がずれることもあるのでキャンセルも多く、宿の方は大変らしい。
わがまま遍路のせいでずっと苦労してるとか、生活がギリギリだとか、感謝が足りないとか・・
僕の他に2人居たが、皆どう返して良いやら・・無言・・

耐えきれず一人のお遍路さんが、そんなに大変なんだったら、見切りをつけて・・・
なんて言った瞬間にはおばさんの怒り爆発!!
僕は気分が悪くなり部屋に戻ったが、その後2時間はその事について旦那さんと喧嘩してる声が聞こえていた。
次の日下に降りると昨日のお遍路さんに、いきなり昨日の事で、おばさんが怒鳴りつける!
昨日も謝ってたし、今日も謝ってたけど・・とにかくしつこい!

もう嫌だ、結局お遍路さんは朝食も食べずに出て行ってしまった、大丈夫なのかな?
僕も、もう一人の方も、早々出てしまった。

恐らくこのおばさん、来るお遍路さん皆に伝えて、お遍路側のモラルを正そうとしていると思うのだが、言い方もあると思う。

皆、疲れているんだけどな。
笑顔で迎えてほしいな。

2008年7月10日木曜日

朝顔12日目

数まきゃ、半分くらい生えてくるだろう!!
そんな軽はずみの行動に反して
まさか全部芽が出てくるとは・・・
ちょっとやりすぎましたw

なので、ちょっと移植をしてみました。

しかしこれも少し前の写真、今はこんなもんじゃないですよ・・・

自転車遍路 其の六 5/31

38番札所 (高知県) 天候 雨/晴れ
38.金剛福寺  走行距離 170キロ

昨日とは打って変わって今日は布団でしっかり寝られ、疲れもとれた。
朝はお寺でみんな一緒におつとめを受ける。
初めかみまくっていたお経も何となく流れが読めてきた、これが結構嬉しい。
しっかり朝食を食べ、90キロ先の金剛福寺を目指す。
岩本寺の天井絵(左下にマリリン発見)

あいにく天気は雨、八神さんに見送って貰い、石川さん・天野さんと3人で出発!!
昨日散々登った戒もありしばらくは下り、気持ち〜!!
僕の自転車は荷物が重い分下りは早い!
調子よく飛ばし快調に先頭をきる。

四万十川に到着、時間さえあれば上流の方へ行って沈下橋なども見たかったのだが今回は先を急ぎたいので残念ながら通過。

毎朝その日走る分のルートを地図で確認しているのだが、うる覚え・・
で覚えてる名前の標識が出てくると安心して、こっちだ!って変な自信がつく
しかし暫く走り何となく嫌な予感がした・・
冷静になり地図にお願いしながらそっと確認、あっ・・・しまった!?
宿毛は次の次に行くところだ!!
慌てて引き返す。
5キロは来すぎているので往復10キロのロスか・・。
オジサンズは先に行ってしまっただろう、しかも先頭にいるはずの僕を追いかけるように・・・

仕方ない、休憩でもしよう。
四万十川ほとりの道の駅でおみやげを見て回る、さすがにここまで来ると、良く来たな〜って思う。
色々と試食しながらおみやげを吟味して、家まで送ってもらうことにした。
梅雨入りで天気も不安定なのでテントもこの際一緒にと思い、送ってしまった。
これで少しは楽になるだろう。

そんな事をしているうちに1時間以上も経ってしまった、ここから挽回すべく殆ど休憩することなく走った、途中歩き遍路の方にオジサンズを見なかったか確認すると、1・2時間前に抜かしていったという・・
しかし1時間と2時間じゃ結構違うな〜、きっと1時間の方だろう?そうあって欲しい!

せめて僕が後ろを走っている事に気づいてもらえると良いのだが、気づくはずがない!
オジサンズも僕に追いついてやろう!と今頃必死だろうし・・・w

結局、金剛福寺までもうろうとした意識のままただひたすら走り続けた!
このため後で気づいたのだが何カ所か遠回りしていた・・
やはり冷静な判断が必要だった。

途中往復する形になるのだがどこで出会うかな、残り20キロまだ出会わない、10キロもう少し、5キロよしそんなに差は無くなっている。
そして1:30分に金剛福寺到〜着!!
やったー自転車2台発見!!追いついた!
ちょうど昼食中だったので、僕も急いでうどんを注文!
やはり2人も相当飛ばしていたらしい・・
うどんを腹に流し込み、2人にはどうぞごゆっくりと言い残し、ダッシュで納経しに行く。

自転車に戻ると「さあ行くぞ!」と言われ殆ど休む事も出来ず次の延光寺へと向かう。
まあ何より追いついたのでかなり安心した。
恐らくオジサンズも僕が後ろにいたことに安心したと思う。w
延光寺までは少し遠回りになるが、海岸線を走る事に、60キロの道のりだ。
嫌な天気も徐々に回復し海岸沿いに出たときには良い天気になった!

今日は今までで、一番アップダウンが少なく走りやすい、自然とスピードは上がり距離はどんどん進んでいく、しかも3人でのツーリングにお互いモチベーションは最高潮!!

素晴らしい海の眺めが疲れを忘れさせてくれる。
叶崎での眺めは本当素晴らしかったな。
叶崎

6:00 今日は延光寺目前の嶋屋さんに泊まる事に。
自転車トリオ御一行で。w

ここでも何人かの歩き遍路の方に出会う、香川県の井手下さん、仕事を辞めてまでお遍路に惹かれたそうで、そこには後悔など感じる事もなく、生き生きした表情が溢れていた。
後に連絡を頂きこの後20日程かけて88ヶ所全てを回りきって、高野山まで行かれたそうだ。

自分がやりたい事に対してそこに向かえる人って一部の限られた人で、凄く幸せだと思う。
社会に拘束され、身動きも取れずやりたい事も我慢し休日は仕事の疲れをとるのに精一杯。 
これは本当に大切な事なのだろうか?
仕事を辞めて自分のやりたかった事を実現させる、旅に出てまた新しい自分の再出発。
これはいけない事なのだろうか? 
少なからず消化しているだけの毎日より刺激的で感動的、経験も豊かになり、新しい発想も生まれる。
素晴らしい事だと僕は思う。

井手下さんが言ってた事で、お遍路を回っていて、宿に泊まる。
決して高級な旅館ではないが歩き遍路の4,50日で考えると出費は大きい。
確かに凄く贅沢な事かもしれない
だけど高級ブランドのバック1つ買っても数十万という大金は一瞬で消えてしまう。
残るのはステイタス? 安心感? 何だろう?

これを考えれば・・・なんて事を話してたがその通りだと思う。w

残すは後3日となってしまった。
今日の走りで道後温泉までは行けると確信した。
あと3日頑張ろう!!

外には蛍が飛んでいた。
延光寺