2008年6月7日土曜日

自転車遍路 其の二 5/27

13番札所〜22番札所  (徳島県) 天候 晴れ
13.大日寺 14.常楽寺 15.国分寺 16.観音寺 17.井戸寺 18.恩山寺 19.立江寺 20.鶴林寺 21.太龍寺 22.平等寺  走行距離 110キロ

朝6時過ぎに目が覚めた、予想通りの筋肉痛。
でも思った程ではない、30分程Yogaをして体調を整える。
ここはまだ標高が高いせいか朝露が凄く、昨日干した洗濯物は乾いていない、仕方ないので1枚ずつ自転車の後ろに干しながら走る事に。
何とも原始的な・・とか思っていると、バックパックの後ろに洗濯を干しながら歩いているお遍路さんがいたっ!w 
考えることは同じか、みんな必死なんだな。 
しかもこれがヒラヒラと舞ながら良く乾く。素晴らしい。
とりあえず大日寺までの20キロは、ほぼ下り 天気も良いし サイコ〜!!
調子よく下って道を間違えたら大惨事なので怪しい所では必ずチェック。慎重に。
鮎喰川沿いをずーっと下って大日寺。 朝一のお寺では特にしっかりお経を読んで今日一日の安全を願う。
このまま井戸寺までは順調、徳島の町中も洗濯物をヒラヒラさせながら軽快に走る。
恩山寺辺りから徐々にアップダウンが激しくなってきた、お腹もすいてきたし・・とか思ってると車遍路の方にバナナを貰った。
まだこの辺までは車のペースとあまり変わらないらしく昨日から僕の事を覚えていてくれるお遍路さんが何組かいて、
「あとちょっとだよー!」とか
「ガンバレー!!」とか
涼しげな顔でプップーって鳴らしていく人とか(イラッ)
こういうのが意外に励みになったりした。
この後、鶴林寺に向かう途中道に迷い、神社でポン菓子を作ってたお爺さんに尋ねてみた所、どうやら来すぎてたらしく、ナガ〜い説明の後にポン菓子をちゃっかり頂く。w
この鶴林寺が、これまた標高570メートル程の所にあり昨日の焼山寺に匹敵する程大変だった。
このころからもう一人ライバルが居た、(仲間って言った方が良いかな)この人(石川さん)がまた凄い!年齢を聞いてビックリ72才・・世の中には凄い人が沢山いるもんだな。
お互い抜かしたり抜かされたりしながら途中一緒に休憩とかしながら 
2:30 鶴林寺到着!
続いて太龍寺 ここはゴンドラに乗って上がる事に、自転車も積めるそうなので下りは自転車で下る事にして 
4:00 太龍寺到着! 
太龍寺からの下りはもの凄い下り坂でガタガタ道 ひとこぎもしなくて良いが手が吊りそうだ、打って変わってこの後の国道に出てからは最高に気持ちいいスロープの下り坂、荷物が重いのでスピードがどんどん加速して65キロ。 ちょうど5:00に平等寺到着 これで薬王寺までは今日のうちに進める。5分後に石川さんが来たので一緒に薬王寺まで行く事に。 途中パンクしたが7:00前には到着 
これで今日もお風呂に入れる。
日和佐の道の駅が今日の野宿ポイント早速テントを張って、近くの千羽温泉に入りに行った。
コンビニでビールを買って今日のご褒美。  
このテントの空間が結構気持ちいい 今日も疲れた〜。。
  
「そう四国には「お接待」と言う慣習があります。
遍路の道中、見知らぬ方が「お茶でもどうぞ」って招いて下さるなんて事があります。それは巡礼者に施しを下さる慣習です。
お接待には食べ物や飲み物を下さったり、「接待所」と呼ばれる休憩所を開放していたり、「善根宿」と言う遍路に宿として提供して下さる所など、その形は様々です。
これらの手厚いお接待は地元の方や他県の接待講の方々のご尽力により無償で行われているそうです。
もしこういったお接待を頂いたときは、「南無大師編照金剛(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)」の宝号を唱え、納札を手渡します。
基本的にはお接待は断ってはいけないそうで、お接待は「行けない私の分まで宜しく参り下さい」という代参の意味でもあったり、お接待自体がその方の行でもあり功徳となるからだそうです。
なので参拝の際には、お接待をして頂いた方の分までお参りするを言う気持ちで。
このようなご厚意の裏には地元の方々の人知れぬご尽力とご苦労があるはずで、お接待を受ける際には、その方々への感謝と敬意を忘れてはいけませんね。」

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